バーチャルシンガーの初音ミクたちが、今年4月から5月にかけて北米15都市を巡るコンサートツアー「HATSUNE MIKU EXPO 2026 North America」を開催し、約10万人ものファンを動員しました。クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が手掛けるこのツアーは、2年ぶりとなる北米開催として大きな注目を集めました。

4月12日のシカゴ公演を皮切りにスタートし、約40日間かけて北米15都市を完走。初音ミク、鏡音リン・レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITOというバーチャルシンガー6名に加え、Guitar・Bass・Keyboard・Drumsを担当するバンドメンバー4名がライブを支えました。さらにシカゴ、ニューヨーク、トロントの3都市では、連動イベントとしてDJイベント「Digital Stars @ MIKU EXPO 2026 North America」も実施されました。

今回のツアーテーマは「キャンディーショップ」。イラストレーター・4さんが手掛けたキュートでポップなビジュアルが各所を彩りました。セットリストには日本語の楽曲が多数並び、会場では現地ファンが日本語の歌詞を声高らかに歌い上げる場面が続出。アンコール時にはスポーツの応援歌を彷彿とさせるコールが自然発生するなど、各都市ならではのライブカルチャーが花開きました。

全会場共通のラスト曲として演奏されたテーマソング「CONNECT:COMMUNE」では、MVと同じ衣装をまとった初音ミクがステージに登場し、会場を大きな盛り上がりで包みました。この楽曲はアメリカの音楽サークル「FLAVOR FOLEY」が制作したもので、国境を超えた創作コラボレーションを象徴する一曲となっています。

初音ミクたちはもともと「歌詞とメロディーを入力すると歌わせることができる歌声合成ソフトウェア」として2007年に誕生しました。そのソフトウェアを活用したクリエイターたちが音楽・イラスト・ダンスなどの作品をインターネット上に次々と発表したことで、言語の壁を越えた創作文化として世界へ広まり、今やバーチャルシンガーとして世界中のステージに立つ存在となりました。「HATSUNE MIKU EXPO」はこれまでに55都市・139公演を開催しており、北米ツアー完走を受けて次は11月からロンドンを皮切りとした欧州8都市ツアー「HATSUNE MIKU EXPO 2026 EUROPE」が控えています。

世界規模での人気をさらに高め続ける初音ミクたちの活躍から、今後も目が離せません。

